皆さん、こんばんは。
人と人、人とものごとを繋ぐカタリストの小梅です。
先々週、私は東京都庁であるプレゼンテーションをしてきました。
都庁の展望台に足を運んだことはありますが、
仕事でビルの中に入ったのは初めての経験。
心強いチームメンバーと共に行なったプレゼンテーションは、
とても良い雰囲気の中進められ、
これから前向きに進んでいきそうな良い感触でした。
ここ最近、私は来年の自分が
どこで何をしているのか想像できないことにワクワクしています。
5月から先週の金曜日まで、
様々なプロジェクト構築の為の動きや、
有難いことに様々な方面からいただくビジネスのお話に、
真摯に向き合い、私からできることを伝え続けてきました。
この東京都とのプロジェクトが獲得できた場合、
大きな仕事になるので、東京の拠点を持ち続けることになるだろうと思います。
でももし取れなければ、
今働きかけを行なっている
地域の拠点での仕事の比重が増えることになるのかもしれません。
そんな毎日に人生の自由さを感じているところです。
さて、本日は星野道夫さんの本と、
写真展のことについて書きたいと思います♪
旅をする木と写真展
先日お誕生日プレゼントでいただいた
動物写真家の星野道夫さんが書いた【旅をする木】を読み終えました。
それも何と、彼の生誕70周年をお祝いする写真展の会場で読み終えたのです。
彼の写真に囲まれて読む本やその写真との対話は、とても贅沢な時間でした。
お勧めされて観たかったガイアシンフォニーの第3番は
同様の会場で上映されているとの情報をHPで見つけ、
もし観ることができたらその時に足を運ぼうと思いましたが、
事前予約でしか観られないということだったので、
人の少なそうなタイミングで会場を訪れようと思い、
有給をとって平日に訪れたのです。
出発前の時間に【旅をする木】を読んでいると、
とても共感する章がありました。
それは「もう一つの時間」というタイトルの章。
とても美しい言葉が紡がれていて、
泣けてくるほどいろいろな想いが伝わってくる。
この章を締めくくる部分に、東京で忙しく働いてた女性が、
アラスカでの自然に感動し、その感動の体験を東京でふと思い出すことで、
今も尚この地球上にその雄大な自然と、そこに生きる動物たちがいること感じ、
その空間に還っていくというシーンがありました。
私はケアンズから帰ってばかりの頃に、同様の経験をしたことがありました。
私はその日、通勤の為にぎゅうぎゅうに人の詰め込まれた総武線に乗っていました。
人はみんな死にそうな表情をしていて、空気が重苦しい。
私は目をつぶり、大好きな聖堂の樹を思い浮かべました。
すると私の心は光で包まれて、気持ちが明るく、軽くなったのです。
確かにあの時、私はあの場所で聖堂の樹と触れ合っていた。
その空間の中で、ただ一人、私だけが幸せに満ちていました。
きっと彼女が感じていたのも、
こういう感覚だったのではないかなと感じたんです。
ケアンズを去ることを悲しんでいる私に、
ガイドの友達がこう言ってくれました。
『ケアンズはいつでもここにあって、
ケアンズに住んでいる人もずっとここに居るんだから、
悲しむ必要はないじゃない。』と。
私はその時、
「それはわかるけど、すぐに会えないし、見られないのなら、
やっぱり悲しい!」と答えましたが、
でも今ならその真意がわかります。
そこに私の愛する人たちや景色が今尚あるということ、
そこで息づいて、日常を送っているということが、
私の心を温め、癒し、支えてくれているということを。
ケアンズを離れることを心細く思っていたその時の私。
でも私は前に進み、そういう人たちや自然を思い浮かべるだけで、
新しい地域を訪れ、新しいことに挑戦することをこんなにも前向きに実現できます。
道夫さんがこの章をこう締めくくっていました。
【ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、
もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。
日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、
それは、天と地の差ほど大きい。】
私がこんなにも打たれ強いのは、
世界中に大好きな場所と大好きな人たちがいるからだ。
私の大好きな景色と、日常を送るその人たちを想うと、
心が温まり、そこに行き、会いたくなる。
なんて幸せなことだろう。
写真展で観た星野道夫さんの写真達。
写真から、アラスカやそこに住む動物たちへの愛が溢れていました。
私は自分の目でこの自然と動物たちを観たい!と心が躍るようでした。
そして、私は自分の一生に一回シリーズの中に、
『オーロラを観る!』があったことを思い出したんです。
私は道夫さんのオーロラの写真を買い、
アラスカにオーロラを観に行くことを決めました。
きっとこの景色も、将来の私の心を温めることでしょう。
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