年末年始に起こったドラマ④靭帯損傷でギブス生活

人生のドラマ

2020年3月30日 更新日:

年末年始に起こったドラマ-序章-はこちらから。
年末年始に起こったドラマ②人生で初めての入院はこちらから。
年末年始に起こったドラマ③投薬治療開始はこちらから。

投薬治療を開始してから2週間が過ぎ、
副作用から起こる頭痛や気持ちの悪さ、だるさ等が少し落ち着いてきた頃、
私は3日間の和歌山県出張に行きました。

3日間丸々動き回り、外国人メンバーを連れての取材兼モニターツアーの添乗で、
2日間を無事終え、最終日の午前中の事でした。

私の大好きな高野山の奥の院を皆で歩き、
奥の院で一番大きなお墓を見てその後の階段を下っていた時の事です。
不規則になっている階段の下りで、右足を思いっきり豪快に内側に捻りました。

グリゴ!と骨がなる音がしたので、
瞬時に「これは折れたかもしれない。。」と思いました。
捻った拍子に倒れた私を周りの皆が心配したので、
様子見て追いつくので先に行ってください!と皆を先に行かせて立ってみる事に。

うん、立てる。
なら、骨は大丈夫だな。
酷い捻挫かな。。

バスケで捻挫を何度も経験していた私は、捻挫なら何とかなると決意。
モニターツアーは予定パンパンで、私が病院などに行っている暇はないと感じ、
私はそのまま添乗を続けることにしました。

その日高野山は気温が2℃ぐらいしかなく、足の感覚は既に無くなっていたものの、
つま先でびっこをひきながら何とか歩けました。
おそらく寒さで痛みを感じなかったのと、
仕事中でアドレナリンが出ていたのでしょう。(笑)
それとも奥の院パワー?

平坦な道では問題なかったのですが、階段が続く辺りは難しかったので、
ちょっと電話してくるので行ってくださいと皆を促し行けないところはスルー。
そうして何とか夕方までの全てのスケジュールを終え、
無事に帰りの飛行機に乗る為に関西国際空港に到着。

事が起こったのはその辺りからです。

気温が上がり、自分の身体が温まると、足の痛みが徐々に増していきました。
更にどんどん腫れだしていくのが分かりました。

た、大変だ。めっちゃ痛い。。

アメリカ人ライターのMと一緒で、心配させてはいけないと普通を装って機内へ。
その子と席が離れており、私は左に若いサラリーマン、
右におじさまが乗る3人席の真ん中に座りました。

わずか1時間のフライトでしたが、足がどんどん腫れて靴が履けなくなり、
痛みも更に酷くなっていきました。
痛み止めをもらおうにも、投薬治療をしている為のんで良い薬かどうか判断できず、
ただただ痛みに耐えて一人静かにハラハラハラハラ泣いていました。
両サイドの男性は気付いてはいるものの、
何にもできないのでどうしようと困っているのがわかります。

そんな私に気づいた男性のCAさんが『大丈夫ですか?』と声をかけてくれました。
「足を捻ってそこが痛いんです。。」と泣きながら答えた私にCAさんは、
『降りる際はお荷物をおろしたりサポートをするのでご安心ください。』
と優しく一言。人の優しさが心に染みる。←更に泣く(笑)

1時間痛みに耐え続け、やっと羽田空港に到着。長かった。。
その頃にはもう靴が履けない程足首が腫れ、
あまりに痛くて足を地面につけることができなくなっていました。

CAさんが私をサポートに来る前に、
右隣りのおじさまがすぐに私の荷物を上の物入れから出してくださいました。
ずっと私のことが気になっていたのだと思います。

足がつけないので椅子の背を掴みながらケンケンで移動し、
そこからはCAさんに移動用のバスまで送っていただきました。
CAさんは最後まで『助けになれず、本当に申し訳ありません。』
と優しく声をかけてくださいました。

バスを降りて空港に到着した私は、アメリカ人ライターのMと途方にくれていました。
Mが私のスーツケースを持ってくれましたが、私が全く動けなかったからです。

2人で立ち尽くしていると、バスで私の事を見てくださっていた女性が、
『私、車椅子借りてきます!』と親切に動いてくださいました。
人生で初の車椅子体験!←それどころではない。

お姉さんは『どこまで押しましょうか?』と尋ねてくれ、
私が「帰りは京急なので可能な範囲でいいです!」と答えると、
Mが『絶対無理だからタクシーで帰りなさい。』とアドバイス。
確かにそうだな。。
2人に見守られながらタクシーに何とか乗り込み、無事に家の前に到着しました。

タクシーを降りた後、スーツケースと脱いだ靴、
そして自分の荷物を持っていた私は、
そのタクシーを降りた場所から、
目の前にある自分のマンションの入り口までのわずか10mを移動できずにいました。

1人じゃ無理だ。。
意を決した私は、道行くほろ酔いサラリーマン2人組に声を掛け、
「すいません!足を怪我したので、肩を貸していただけませんか?」と尋ねると、
その2人の男性は快諾して私に手を貸してくれました。
お一人の肩を借り、お一人には荷物を持っていただき、
無事にオートロックの入り口を抜け、エレベーターに到達。
そこで『ここでご一緒すると家ですよね?僕たち、ここで帰ります!』と一言。
私の家がエレベーターから近いことを確認した後にそう言って立ち去っていったお二人。
なんてジェントルマンなんだ!

世の中捨てたもんじゃない。私も困った人に手を貸せる人でいたい。
人の優しさに感動しながら無事自宅に着くも、
ひどい痛みで何もできません。
やっとの思いでソファベッドの布団を床のカーペットに落とし、
足にアイスパックを当てて冷やしながら何とか横になりました。
ソファベットに高く上げている足がみるみる紫色になるのを見て、
これはやばいかも。。と不安に。。。

救急病院に行くことも考えましたが、あまりの痛みにもう動けない状態。
シェアメイトに連絡をするも連絡が取れず八方塞がり。。
痛み止めだけでものめたらと病院に連絡するも、
手元にある痛み止めの種類を言ってもらわないとのめるかどうか言えないとのこと。
その痛み止めを買ってきてもらう為に連絡したのに。。

もう痛みに耐えるだけしかできず、2日後から始まる5日連続の茨城県出張の事を思い、
不安と痛みと心配でハラハラ泣き続けているとパートナーのAから電話がありました。

電話口で泣いている私に驚いたAは、私から事情を聞き、
『今すぐ救急病院へ行きなさい!』と言いました。
『なぜ空港から直接病院へ行かなかったんだ!』とも。←確かに(笑)
既に夜9時を回っていたので、朝一で近くの整形外科医に行こうと思っていたんです。

Aの言葉に奮い立ち、なんとか準備を済ませて着の身着のままで病院を目指しました。
足はつけないのでコンビニ傘2本を杖代わりにし、
ケンケンで家の前の道路に何とか到着。
来ている服は部屋着+上着で、泣いているし、手には傘2本。←怪しさ満載
立て続けに3台のタクシーにスルーされ、寒いやら痛いやらで落ち込んでいると、
やっとタクシーが泊まってくれました。

『タクシーに素通りされているのを見て気になって戻ってきました。』

そう言ってくれたタクシーのお兄さんは天使に見えました。
私はその運転手さんの気持ちが嬉しくて、
足を捻りたてホヤホヤで、朝から夕方まで激動でしたと話しながら病院へ向かいました。
運転手さんは『私もいろいろな人をお運びしていますが、
足を捻りたての人は初めてです。(笑)』と笑って言いました。

病院につくと『車椅子借りてきますね!』とタクシーに私を残して颯爽と病院内へ。
なんて優しい運転手さんなんだろう。
タクシーをその場に停め、病院の入り口まで車椅子を押してくださいました。
そこで看守のおじさんにバトンタッチ!
運転手さんにも御礼を言ってお別れしました。

看守のおじさんに連れられ、救急病棟の受付に到着すると、
受付のお姉さんが嘘のような一言を。
『本日病院は原因不明の停電状態で、レントゲンが撮れない為治療できません。
こちらの電話番号にかけると、近場の救急病院の情報をくれるので、
そちらにかけて違う病院に行ってください。』

えーーー!!!?
そんなことってあるっ!!!!!?
こんなに痛い思いをして、更にタクシー代を払ってここまできたのに。。

そこの番号にかけると、近距離の病院4院を教えてくれました。
1つ目にかけた大きめの病院に状況を話すと、
『かなり酷そうですね。私は専門でないので、
他の病院にかかられた方が良いかと思います。』とのこと。

なんだそれっ!←痛みで余裕がない。

次の小さめの病院にかけると
『レントゲンは撮れるので応急処置はできますが、事務局が閉まっているので、
一旦1万円を支払っていただき、多ければ後日ご返金、
少なければ後日お支払いいただきます。』とのこと。

こんな状態で、応急処置しか受けられず、
更に後日通院もしない病院に再度訪れないといけないのは大変だ。。

3つ目以降は更に家から南へ南へと離れていくため、
治療をしたところで通うのが本当に大変だと感じ、
「もう、帰ります。。」とうな垂れて、
受付のお姉さんにタクシーまで連れて行ってもらえるようお願いしました。

その打ちひしがれた状態をあまりにも不憫に思った受付の男性が、
『こちらを持って行かれませんか?』と松葉杖を差し出してくださいました。
なんでも、この病院の患者さんが、病院に寄付してくださったのでタダで良いとのこと!
通常借りたり買ったりしないといけない松葉杖は、
なんでも10,000~16,000円ぐらいするそうです。

壊れて怪我をしても何の保証もないですよと言われましたが、そんなの問題なしです。
停電で治療は受けられず、タクシー代も無駄になるところでしたが、
この松葉杖でおつりがきます♪ やっぱり私はついている。(笑)

受付のお姉さんに『足の色がおかしくなりだしたら
神経を圧迫している可能性があるので、
その時は病院に行ってくださいね。』と念を押され、お見送りされました。

松葉杖を手に入れた私は、格段に移動が楽になり、
無事にタクシーで家にたどり着きました。
家の到着してからは、すぐに足をアイスパックで冷やしながら横になり、
寝たら明日。寝たら明日。と念仏の様に唱えて痛みと寒さに堪えながら眠りにつきました。

What a day!!!

翌朝ズタボロの状態で、開院と同時に家から一番近場の病院へタクシーで向かいました。
診断は靭帯損傷ギブス生活3週間を言い渡されました。

大きな病気も、怪我もした事のなかった私が、
ここ1ヶ月で肺結核⇒入院&ストレッチャー初体験⇒投薬治療開始
そしてそれが落ち着いてきた頃に靭帯損傷⇒車椅子初体験⇒ギブス⇒松葉杖生活

こ、こうもかぶせますか。。
正に踏んだり蹴ったり!

でもこの足を怪我した1日で本当にたくさんの人に助けていただきました。
あの時は痛みでいっぱいいっぱいで、お名前や連絡先を聞いたりもできなかったので、
この場をお借りして、助けていただいた皆様に心から感謝の気持ちを伝えます。

快く助けていただいた皆様、本当にありがとうございました!!!
この御恩は、自分から人にできることで返していきたいと思います。

今年は忙しくなりそうな予感がしてたのに、落ち着けってことかな?
この時の私は、病気と怪我に向き合い、
気持ちと身体のバランスを取るのに一生懸命でした。

病院を出た私は、目の前に迫り来る茨城県出張5日間
どうやって乗り越えようかと必死に考えていました。
でもやるしかないっ!

⑤へ続く

小梅

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小梅 koume

人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト。 オーストラリアを中心に6年間の海外生活を送り、現在は東京を基盤にインバウンドメディアとインバウンド専門カスタマイズツアーを提供するJapan Travel K.K.で仕事をしています。 ブログを読んでいるあなたと共に人生を楽しみながら、#日常を輝かせるTipsを共有できるメディア創りを目指します。 人生禄を綴った「note」の記事はこちらから→ https://note.mu/mt_koume

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