追い求めることを手放すとき

皆さん、おはようございます。
人と人、人とものごとを繋ぐカタリストの小梅です。

例年秋は忙しくなりますが、10月11月と動きに動き、
今週の火曜日に最後のモニターツアーを終えてホッとしているところです。
11月に至っては、月の内17日は東京にいないというスケジュールになり、
終盤には、朝目が覚めると自分がどこにいるのかわからなくなっていました。笑

仕事に奔走したのですが、ホリデーや家族と過ごす時間も創りました。

昨年マレーシアに移住したMihoさんに会いに行く為の旅行✈
渡馬初日に既に現地に馴染むのは得意技です♪

Mihoさんはその言葉通り旅するように生きる人で、
既に65か国、400地域以上をバックパッカーとして足を運んでいます。

コロナをきっかけに日本に4年も居てくれたことは正に奇跡で、
その内の1年を東京で一緒に過ごせたのは本当にラッキーで楽しい時間でした。

そんな彼女が、マレーシアでコンドミニアムに住み、
自分の時間を楽しむ素敵な空間の家を培っていました。
Mihoさんと私はいつもベタベタと連絡を取り合う仲ではありませんが、
不思議と人生のタームが合わさる人です。
Mihoさんは大抵私の前を歩いていますが。笑

会う度にそれまでのお互いに培った知識や経験を共有しあい、
目の前のことを楽しみ、感動できる人は本当に貴重です。
いつも旅行に行く時は、その場をリサーチして予定をぎゅうぎゅうにしていきますが、
前回の台湾旅行に引き続き、今回も全くリサーチをせずにマレーシアを訪れました。
そんな中、Mihoさんは私がクアラルンプールが初めてであること、
そして好きなものや動き方を熟知している人なので、
マレーシアで過ごす5日間を一緒に楽しく過ごせるよう準備をしてくれていました。
Mihoさんが絶賛する程似合うと言われたヒジャブも初体験しました。笑

そして私はいつもMihoさんに会うと良い刺激を受け、
その時の私に必要なキーワードを受け取るのです。

今回のキーワードは、
『めぐちゃんはもう自分の想う通りに物事を実現できるのだから、
もう受け取るだけで良いと思うよ。』でした。

この言葉は今年に入って感じていたことと合わさり、
ストンと腑に落ちました。

私は東京に来てからというもの、たくさんのことを追い求めてきました。
オーストラリアから帰国して設定していたのは、
「東京で5年生活をし、自分に必要なコネクションを構築した上で、
その後の人生を過ごす場所と流れを見極める。」でした。

当初は東京の後にオランダのビジネスビザを活用してオランダに入り、
そこからヨーロッパを観て回ろうと思っていたのですが、
そのビザは1-2年で発給が止まってしまったことと、
自分の東京での生活の中で、日本のいろいろな地域と人と繋がることで、
日本と世界を繋ぐ自分の役割を果たしたいと強く想うようになりました。

私の設定した5年は、元夫との1年半の遠距離恋愛と結婚、
そして離婚での3年半を含めてわかりやすくその分延び、
現在東京での生活は8年9か月程となり、
Japan Travelに所属して7年半が過ぎました。

振り返ればその間に、自分がイメージしてきた通りのことを経てきたと実感します。
もちろん、夫との離婚や、
お付き合いしていた人たちとの別れを想定していた訳ではありません。
ただその時の自分に必要な人に出逢い、
必要なことを受け取って自分で選択してきたのだと感じるのです。

今年に入り、新しい繋がり創りをする為に、
東京ビッグサイトで行なわれているツーリズムEXPOに足を運びました。
いつもは気になる地域や物事を見つけ、その中で気になる人にお声をかけて繋がり、
やはり私の求める何かを見つけるのですが、
不思議なことに、その時はその欲求が全く起きなかったのです。
私はその時、「私はもう、自分に必要なものを全て持っている。」
そう感じました。

それは、仕事やプライベートを充実させ、
物事を実現させるための充分なコネクション。
イメージした通りのプロジェクトを自由に構築し、
理解のある上司とボスを持ち、有能な同僚と共に仕事を行なえる職場。
東京の家族と過ごす暖かな家庭と仕事のみに集中できる住宅環境。
いつでも私を心底応援してくれる家族と友達。
そして人や物事に対していつでも真摯に向き合える心身でした。

だからこそ、Mihoさんの言ってくれた言葉がそのまま自分に入ってきたのでした。
もう、追い求めて動く必要はないのだということを。

私は離婚後に初めてお付き合いをすることになった方と、
3か月で別れることになりました。
その方の事を大好きになり、
これからの人生を共に歩んでいけると感じて付き合い始めていたので、
私は大いに泣き、とても落ち込みました。
でも私は、一つの物事に執着して沈み込み続けることはありません。
それは、私自身がその答えを選択して、自分の選んだ道を進んでいくからです。

11月は待ちに待った兄姉弟と共に母親にサプライズを仕掛けた温泉旅行でした。

サプライズは大成功で、
親子水入らずで本当に満たされた時間を過ごすことができました。
家族はいつでも私の自慢と誇りですが、
今回のことで本当にこの家族と共にこの人生をスタートし、
一緒に居られることに感謝をしたくなる素晴らしい時間でした。

もちろん、父ともランチを共にし、3時間近く積もる話をすることができました。

そんな中、母から現在お付き合いしている人はいないの？と聞かれました。
母は、前回の方と別れた時に、もう結婚を考える人とかでないのなら、
付き合っている人の話はしなくて良いと言っていたのですが、
兄弟の中で唯一シングルである私をいつも心配しているのです。

私が、10月からお付き合いをしている人がいるよと伝えると、
母は「は、はや～。」と驚愕。
7月頭に別れて泣いていた私が、既に新しい人と出逢い、
付き合いだしていたことを驚いたのでした。

一般的にみても、家族からみても、やはりそう映るのだな。
私の感想はそれでした。
人は人や周りにある側面のみを見せているので、
本当の自分の心をわかるのは自分だけなのです。

私は自分の落ち込みや、心の不安定さを人や世間に見せることをしません。
1人で歯を食いしばり、泣き、悲しみに耐え、
動いて物事を動かすことにフォーカスします。

悲しみに打ちひしがれる中、仕事にフォーカスし、
私はこのブログで紹介したアプリで人に会うことを選択しました。
自分を忙しくすることで、悲しみや痛みを乗り越えようとするのは私の癖です。
そのイメージ通り、10月11月は鬼のスケジュールとなりましたが。笑
離婚後に仕事に振り切り、1人の人とお付き合いをしようという気になるまで
2年以上の月日がかかりました。

このアプリでは、年下から年上まで多くの人と出逢いました。
その方々との出逢いを通して、一つ一つ自分はどのように在りたいのか、
生きたいのか、そして共にどんな人と歩みたいのかを確かめていきました。

一つ大きな自信になったのは、
お会いするどの方もすぐに私に好意を持ってくださったことでした。
私は離婚後、仕事にフォーカスすると共に、自分を磨くことに専念しました。
自分の理想とする身体を整え、精神を安定させ、
人生で今の自分が一番すきといえる状態にすることができていたので、
そんな自分を魅力に感じ、好意を持ってくださったことが素直に嬉しかったのです。

一つ決めていたのは、次にパートナーに選ぶ方は、
一般的なわかりやすい理由などを説明できる人ではなく、
何だかわからないけどとにかく大好き！な人を選ぶということでした。

そして、昨年末のブレイクスルーを経て、
今年のテーマ通りの『丁寧に、剥き出しで、生きる』を実践し、
少しずつ本来の自分を取り戻していっている中で、
本来の自分をそのまま出せる人を見つけたいと考えていたのでした。

でも、出逢う人にはそういう人はいませんでした。
世間一般的に成功している人も、
一緒に成長していけるかもしれないと思える若者も、
みるからに良いカップルだねと言われそうな同じ年の人も、
本来の私でいることを受け止められるのは難しいだろうなと感じ、
もう私は1人で生きて、
特定の人をつくらずに生きる方が良いのかな、
そう思っていた時にその人と出逢ったのでした。

なぜその人と一緒になることを決めたのかを、
世間一般的な理由を並べ立てて説明することはできますが、
私の中でとても大きかったことは、
公私ともに全開の自分でいたとしても、この人なら大丈夫と心底思えたことです。
そして、私は人生で初めて、自分自身でも驚く一言をその人には言えたのでした。

それはその人に家族の話をしていた時のことでした。
子どもの頃は弟の面倒をみており、良いお姉ちゃんをしていた私は、
その人に「でも私は、しっかりなんてしていたくなかったんですけどね。」
と話しました。
このメッセージを送った時に、
私は自分でこんなことを思っていたことすらも気づいていなかったこと、
そして、この気持ちを素直に出すことができたことに心底驚きました。

このことをきっかけに、
私は自分ですらも気づいていなかった自分をどんどん見つけていきました。
それらを素直に受け止め、吐き出し、受け入れてもらい、愛せました。

よく、本来の自分を出せるのは、相手が合わせてくれるからと言いますよね。
きっとその人も、私に合わせてくれている部分があると思います。
それは、既にその人が経てきているものを、私が歩んでいるからです。
でもそういう全開の私といることで、その人も人に見せられなかった自分を、
私に開示してくれるはずだという絶対的な自信と信頼がそこにあります。

友達や、身の周りの人や、家族にすらも出せなかった自分が、
その人といるとどんどん出てくるので、
私はその度に軽く、自由になっていきます。
甘えることも、わがままを言うことも苦手でしたが、
それも少しずつではありますが、素直に出せるようになってきています。
私はとにかく、これからその人と歩む人生が楽しみでなりません。

7月の頭に落ち込んだ自分を奮い立たせ、
女性らしさを高めたくてパーマをかけました。
その時からお世話になっているUMiTOSのよしみさん。

2回目はトリミングのみを頼みましたが、
3回目となる今回は、よしみさんお任せにしました。
毎回お任せにするとショートカットにされるので、
今回もそうだろうなとは思っていましたが、
やはりショートカットにされました。笑

私は長らく、右分けでおでこを出す髪形をしてきました。
これは、右分けにすると人から頭脳明晰で賢く見えるという本を読んだことがあったからでした。
でも今回、よしみさんは前髪つくっちゃおー♪と左分けで前髪をつくってくださいました。
可愛らしさが苦手な私は、前髪はとにかくにつくりたくないもので、
自分の中でとても恥ずかしいものなのですが、
この時はすんなりそれを受け入れ、
スタイリッシュなその髪型で
全く違うイメージとなった自分を眺めながら感動することができました。

またこの髪型の面白いところは、
右分けにするとお洒落な大人の女性仕様になることです。
スタイリングで軽やかにイメージを変えられるこの髪型にしてくれたよしみさんには、
本当に感謝しています。
ここ数か月で、男性らしさや女性らしさを超えた
自分本来の魂の美しさみたいなものに磨きをかけたいなと思っていたところなので、
この髪型は正にピッタリだと感じているのです。

2024年は、辛いことも、悲しいことも、大変な時期もありましたが、
総合して本当に充実した良い年であったと胸を張って言える年となりそうです。
11月がもうすぐ終わり、12月は残りの有休11日を消化すると共に、
いまのところ出張が全くない月になるので、
心身をしっかりと整え、2025年に向けた準備を丁寧に進め、
自分やパートナーと、そしてこれからの人生に丁寧に向き合う時間にしたいと考えています。

皆様はこれから師走に入り、とても忙しい時期に入ると思いますが、
寒暖差の激しい毎日が続いているので、どうぞご自愛くださいね。

小梅