スウェット・ロッジ初体験♪

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2022年1月20日 更新日:

皆さん、こんばんは。
人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト小梅です。

既に広島県・山口県・沖縄県ではまん延防止等重点措置が実施されており、
私の住む東京でも1月21日(金)から2月13日(日)まで実施されます。

楽しみにしていた茨城県への新プロジェクトの為の視察も、
和歌山県の出張も中止や延期となり、
延期となったプロジェクトも是非とも実施したいと願うばかりです。

そんな中、肺結核の半年間ごとの2年間に渡る定期健診では、
とても良い状態で問題なし!と太鼓判♪
半年後の最後の検診で2年間の見守り期間が終了することになるのは嬉しいです!

そんな浮き沈みのある昨今ですが、
本日は12月に人生初となる
インディアンの儀式『スウェット・ロッジ』体験をしたので、
その模様をご紹介をしたいと思います♪

スウェット・ロッジとは?

スウェット・ロッジ(sweat lodge)は、
アメリカ・インディアンの儀式のための小屋、
またはこの小屋で行う「治癒と浄化」の儀式
このスウェット・ロッジ(発汗小屋)は、
全米のインディアン部族に見られるもっとも一般的で、
しかも重要な儀式である。
薬草の香気を含んだ蒸気によって身を清め、
汗をかくことで健康を回復させる「治癒」の意味と、
「心と体の浄化を伴う文化的な集まりの場」の二つの意味を持っている。
(Wikipediaより)

私は無宗教ですが、日本の神道に自分の性に合った考え方や生き方があり、
オーストラリアのアボリジニや、
アメリカのインディアンにもその共通点があると感じています。

そんな私がこのスウェット・ロッジを主宰している方にこの考え方を共有した際に、
その方から直々にスウェット・ロッジ参加のお誘いを受け、
ずっと以前から興味のあったインディアンの儀式に参加できるというので、
二つ返事で参加を決めたのでありました♪

設営からお手伝い

私が参加したスウェット・ロッジは毎月1回開催されており、
12月は土日の2日間開催されるとのことで、
その2日間とも参加することにし、
私は設営や準備からお手伝いをさせていただきました。

何が何やらわからない状態でしたが、
そこに集まる方々と、中心となるリーダーの方からも優しく促され、
薪割りをしたり、石を焼く為の火を起こすのを手伝ったり、
インディアンのテントであるティピの設営を手伝ったりもしました。

薪割りは居合いの切り方を応用してコツを掴み、
薪割りセミプロフェッショナルの称号をGET♪
以前挑戦した時は全く割れなかったので、
自分の成長も感じられたのでした。笑

 

ロッジは既に組んである木の枠組みに、
毛布や遮光カーテンをのせていき、
入り口を閉じると完全に真っ暗な状態になるようにします。

これは、半円球のロッジは母体の子宮を表しており、
儀式の際にこのロッジに入っていく時は、四つ這いで移動します。
これはこのロッジに入り儀式に参加することで赤ちゃんにかえり、
出る時には心と身体を浄化して生まれ変わるのです。

インディアンのテントであるティピは、
竹を骨組みとして組み合わせており、そこにテントを張ります。
普通のテントと違うのは、天井が開いており中で火が焚けるようになっています。

このスウェットロッジを行なう空間は本当に良いエネルギーで、
私が将来住みたいと思っている縁側のある家から、
このピースフルな風景を心底楽しみました♪
ここに猫がいたら完璧。笑

ティピの前では焚火の炎でたくさんの石が焼かれており、
着々と儀式の準備が進んでいきました。

いよいよスウェット・ロッジ初体験です。

スウェット・ロッジ

儀式が始まる前に着替えを行ないました。
本来の儀式では男女混合で全裸で行なうそうなのですが、
こちらでは男性は腰にタオル一枚巻いただけの状態や、
中には、男性でふんどし姿で参加される方もいらっしゃいました。
女性はゆったりとしたワンピースや腰布等を着用して、
できるだけ肌の露出をしないような状態で参加します。

私は長袖のシャツ型ワンピースにレギンスを合わせて参加しました。
足は裸足がきまりです。

スウェット・ロッジに参加する人たちは、
まずは火を囲んで集まり、リーダーからの儀式の説明と、
このコミュニティがどのようなものなのかをお話いただけます。
その時までどんな感じになるのか全く分かっていなかったので、
儀式の全容を知り、注意点を聞いて理解を深めました。

その際に、各個人がそれぞれ簡単に自己紹介や参加した経緯をシェアし、
儀式のスタートに向けて気持ちを高めていきます。

いよいよスウェット・ロッジに入る時には、
入り口で儀式をサポートする「ファイヤーマン(火の番人)」にタバコを1箱納め、
更に羽を使って煙で身体を清めてロッジに入ります。

ロッジに入ったら常に移動は赤ちゃんをイメージした四つ這いで、
入り口から左に向かい、右回りで自分の位置に座ります。
ロッジに入れる全てのものは、右回りで受け渡されます。

全員が円を描いて座ってから、
リーダーとなる方がファイヤーマンから焼いた石を受け取り、
円の中心に次々と入れていきます。
石は炎で焼かれてあっつあつの状態!
その焼かれた石の柔らかな赤い光が真っ暗な空間に美しく揺らめきます。

そして、その焼かれた火の上に、セージがのせられ、
焼かれた石の上で燃えてその香りがロッジの中に広がります。
全ての石を入れ終えてからテントの入り口を閉めると、
ロッジの中は真っ暗に。

そしてその焼かれた石に水が注がれると、
水があっという間に熱い熱風となってロッジに広がり、
石の方から熱気が顔や身体を目掛けて吹き付けます。
アドバイスを聞いて、タオルを持ち込んでいて良かった!
直接この熱風を浴びるのはなかなか大変だったと思います。

儀式が始まると参加しなれているメンバーによる祈りの歌と太鼓がかき鳴らされ、
ロッジの中は物凄いエネルギーに包まれます。
その間も石には水が注がれ、ロッジの温度と湿度が上がり、
自分の身体や頭からドンドン汗が出てきます。

お祈りの歌と太鼓が終わると、一人ずつそれぞれの祈りを共有します。
お祈りは、時間や内容の制限もなく、
事前に人の祈りを絶対にジャッジせず、
その情報を外に出さないこととルールとされています。

男性も女性も、1人1人が心の底からの祈りを共有していきます。
中には泣き出す方もおり、言葉に詰まってしまうことも。
でも、私たちは静かに落ち着くのを待ち、
最後までその人の祈りが終わるのを見守ります。

私は最後から2番目だったのですが、
体調を崩している家族のことを祈り、
家族や友達、同僚、私に関わる全ての人たちに向けて、
感謝の気持ちを祈りにのせました。

途中感極まって私も涙が出たのですが、
真っ暗のロッジの中では人の顔は見えず、
見えるのは真っ赤に焼けた石の優しい光だけ。

でも、周りの人たちが真摯に私の言葉に耳を傾け、
見守ってくれているのを感じます。
そこにあるのは、心地よい安心感です。

全ての人の祈りを聞き終える間に、
途中1度石が追加され、同じようにセージが石の上にまかれ、
また入り口を閉めて水を注ぎ、ロッジの中が熱気に包まれます。

この行程を4回行なう内に、私たちは1人2回お祈りをする機会が設けられ、
最後のラウンドの時には、木のパイプが回され、
タバコの煙を上に向かって吐き出して、祈りを天に届けます。

私はタバコを吸わない上に、
大きな木のパイプでタバコをふかしたのは初めてのことでしたが、
人の見よう見まねでやると、苦い煙が口の中に吸い込まれ、
それを天に向かって祈りと共に吹き出すことができました。

スウェット・ロッジを終えて

4ラウンドの儀式を終えてロッジから出ると、
その新たな誕生を祝してみんなでハグをし合ってお互いをたたえ合う時間なります。

新たに生まれ変わったみんなの表情は清々しく、
顔は笑顔に包まれています。

この日は12月でとても寒かったので、
通常は火の回りに集まってその時の気持ちを共有する場が設けられるのですが、
リーダーがすぐに着替えを促したので私は建物の中へ。

しかし、全ての儀式が終わった後で、
常連のメンバーのみで少しだけ番外編の祈りが行われました。
ムーン・タイムの女性(生理中の女性)は儀式に参加できませんが、
わざわざ岐阜県から足を運んできた女性の為に、
特別に番外編の祈りが行われたのでした。

ムーンタイムの女性は、既に身体の中で浄化が行なわれており、
そのエネルギーはとても強力なので、
その時期に浄化と治癒の儀式に参加する必要がないのです。

私は着替え、火の回りでみんなが出てくるのを待っていましたが、
ロッジの扉が開き、中から白い煙が立ち上り、
そこから体中からホカホカの湯気を出して出てくるメンバーを見ていると、
その存在そのものが神々しくて、そのはじけるような笑顔を眺め、
本当に生まれ変わっているのだと感じました。

着替えを終えた私たちは、改めて火を囲んで集まり、
その時の気持ちを改めてシェア。

不思議なことに、この空間にいて、
この儀式に参加している時は時間の感覚が全くなくなります。
携帯は見ないし、時計もないので一体儀式がどのぐらいあって、
今が何時なのかにフォーカスすることがないからです。

儀式を終えた私たちは食卓を囲み、遅い夕食を摂りました。
そして、その後みんなで近くの温泉へ。
泊まる建物が古民家で寒いので、
身体をあっためてそのままぐっすりと眠りにつきました。

スウェット・ロッジ2日目

初日にも参加していたので勝手がわかっていた私は、
朝から古民家の掃除やお料理のお手伝いをしたり、
縁側で日向ぼっこしながら2日目の儀式の始まりを待ちました。

2日間とも参加したメンバーも数人いましたが、
2日目は新たなメンバーを加えての儀式で、
なんと中学生の女の子を含む親子3人で参加している方がいらっしゃいました。

中学生の女の子は私の隣に座り、
緊張した面持ちで儀式の始まりを待っていました。

儀式は初日と同様の流れで始まり、
それぞれ1人1人の祈りが捧げられました。

私は2日目ともあり、自分の別の祈りをイメージして待っていましたが、
不思議なことに、人の祈りを聞いている内に、
自分のイメージしている祈りが変化していくことがありました。
これを通して、やはり人は相互に影響し合っているのだと実感しました。

発する言葉や、内容、間の取り方、話し方、波動、
そういう一つ一つが、人の気持ちや行動を変えていくんです。

そして私の隣に座っていた中学生の女の子の祈りのタイミングになりました。

祈りの内容はここでは明かせませんが、
私は彼女の祈りに心の底から感動しました。

彼女は泣きながら、彼女の心にある不安や恐れと向き合い、
その素直な気持ちを私たちにシェアしてくれました。
また、大人の目を覚まさせる新たな視点も示され、
私たちはその視点や想いに触れ、そこに感動したのです。

この感動は私だけではなく、後々気持ちをシェアされる場で、
次々と彼女の祈りを受けたメンバーの口から様々な想いがシェアされました。

父親としての祈り、母親としての祈り、そして一緒に参加した娘の祈り。
その家族の愛情と、この場に一緒に参加するという素晴らしい想いに打たれたのでした。

スウェット・ロッジで受け取ったもの

スウェット・ロッジは、私が思った以上に受け取るものの大きな儀式でした。

物理的に受ける刺激や、汗をかくことでの気持ち良さはもちろんのこと、
人と祈りを共有し、連帯感と安心感を持ち、
様々な気づきを得られるという気持ちの面でも、
かなりの充実感が得られます。

そして一緒に参加したメンバーとは、祈りを共有し、
治癒と浄化を共に行なう事で強い絆が結ばれ、
ずっと以前から付き合っていた人たちのような感覚になれます。

また、この想いを共有する場にこのメンバーがおり、
毎月ここに訪れることのできる新たなコミュニティができることが、
自分の心に安心・安全な場所を増やしてくれるのです。

1月は所用で参加できなかったのですが、
2月は和歌山県の出張が延期となったので、
参加しようかなーと考えています♪

そして、5月には岐阜県で行なわれるスウェット・ロッジへの参加も検討中!
新たなコミュニティに入ることで出逢った方々との御縁と、
その御縁が繋がったことで起こる変化と新たな世界に、
ワクワクがとまらない今日この頃です♪

小梅

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小梅 koume

人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト。 オーストラリアを中心に6年間の海外生活を送り、現在は東京を基盤にインバウンドメディアとインバウンド専門カスタマイズツアーを提供するJapan Travel K.K.で仕事をしています。 ブログを読んでいるあなたと共に人生を楽しみながら、#日常を輝かせるTipsを共有できるメディア創りを目指します。 人生禄を綴った「note」の記事はこちらから→ https://note.mu/mt_koume

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