皆さん、こんばんは。
人と人、人とものごとを繋ぐカタリストの小梅です。
東京は今日は気温が18度まで上がり、
春を感じられる陽気でしたね。
朝の冷え込みも和らいできたなと感じます。
さて本日は、2月頭のブログでお伝えした通り、
ファスティング後に古神道ワークショップに参加したので、
その模様をご紹介したいと思います♪
ことの始まり
「小梅ちゃん、きっとこういうの好きだろうから。」
そう言って友人に勧めていただいたのが、
この古神道ワークショップ~本格禊ぎ鎮魂行法でした。
こちらのワークショップで講師を務められている
同じ地元で福岡出身の矢加部さんまでご紹介いただき、
事前にメッセージも交換させてもらいました。
私は以前から、神道の八百万の神々のお話や、
自然に畏敬の念を持ち、自然と共存共栄する生き方に強く共感していました。
また、神道は世界の仕組みに合わせて宗教とされていますが、
神道は日本人が元々持っていた生き方そのものであるということを知り、
私のその本来持つ感覚がこの共感を生み出していたのだと受け取ったのでした。
この古神道ワークショップはこんな人にお勧めだそうです。↓
・古神道の基礎を学びたい人
・古神道行法を知りたい人
・己の魂の禊祓いの方法を知りたい人
正に私やんっ!笑
そして、ワークショップに参加することで、
こんな期待できる効果があるのだとか。↓
・自分の魂を浄化できるようになります
・祝詞を相乗できるようになります
・大祓の祝詞を奏上できるようになります
素晴らしいっ!
できるようになりたいっ♪
どんな出逢いと体験になるだろうかとワクワクしながらその日を迎えました。
古神道ワークショップ~本格禊ぎ鎮魂行法
当日は良いお天気で、会場となる場所まで電車と徒歩で移動しました。
会場に到着すると、なんと一番乗り♪
和室に座布団が敷かれており、
このワークショップを主宰している弥栄の加藤さんにお迎えいただきました。
私にこの古神道ワークショップを紹介してくれた友人も参加しており、
落ち着いた気持ちでスタートを待ちました。
その日の講座の内容はこちら。↓
【ワークショップ講座詳細】
■古神道の哲理、所作、及び修法の解説
- 神拝作法 神前での所作
- 祝詞奏上の仕方
- 古神道的聖水の作り方
- 古神道的浄化の方法
- 印の組み方 等々
■古神道行法(鎮魂行)のリハーサル
休憩
■古神道行法(鎮魂行)
- 禊祓詞
- 大祓詞
- 言霊行法
- 息吹(呼吸法)
- 振魂、天の鳥船
- 鎮魂行法(瞑想) 等々
■小休憩
■二度目の古神道行法(鎮魂行)
朝10時から午後4時半ぐらいまでみっちりの講座です。
でもその時間を長く感じない程、とても良い講座でした。
当日はいつもの半分ぐらいの参加者だったようで、
私と巫女を経験されている女性のみが初参加で、
それ以外の方はかなりのベテランのメンバーでした。
古神道の哲理、所作、及び修法の解説
初めてで右も左もわからなかった私ですが、
矢加部さんを始め、ベテランの皆様に
方法や作法を教えていただきながら学んでいきました。
感動したのは、矢加部さんのお話でした。
私が知らない神道に関するお話や、
その言葉の意味、作法について等を丁寧に解説していただきました。
下記に、その時に勉強になったことをまとめたいと思います♪↓
鎮魂とは体内にある霊魂をしずめることを言い、
禊は身に罪や穢(けが)れのある者、また神事に従事しようとする者が、
川や海の水でからだを洗い清めることを指します。
別の言葉では、御霊振(みたまふり)とも言われ、
その意味は魂を鎮めることと共に、
魂が遊離しないように人の身体の中に鎮め、
長寿を祈ること。またその儀式を指すそうです。
元々日本人は農業に従事していたので、
お正月の三が日しかお休みを取っておらず、
その期間は鎮魂(みたましずめ)と言われていたそうです。
その期間に弥澄み(いやすみ)、新しい年への英気を養っていたのだとか。
また、振り(ふり)は振動しているということを示し、
振動しているということは、生きているということ、
つまり尊いことと繋がるそうです。
生きて発動しているので、それは神の想いへと通じているのだそう。
また、千早振る(ちはやふる)という言葉がありますが、
神は高速で振動している状態、つまり光の速さで振動しており、
同時存在できる存在といえます。
千早振るの状態は正に天晴れ(あっぱれ)な状態で澄み切り、
生命がうれし楽しの状態であるということ。
そして、その反対が荒振る(あらぶる)、
つまり気枯れ(けがれ)の状態で、正に濁っている状態であるとのこと。
気掛かり(欲・執着)や生存欲求(怖れ)のある人は、
文字通り気が枯れてしまい、魂がちぎれてバラバラになっているのだとか。
そうすると、人は本来の状態ではないので、振動数が下がってしまうとのこと。
今の人々は正にそんな気枯れの状態なんだそうです。
よって、禊や行を行なうことで、
高天原(たかまのはら)、つまり宇宙と繋がり、
自分本来の姿を取り戻す必要があるのだとか。
昔の日本人は、自然と共生する生活を送っており、
改めて禊や行を行なう必要がなかった状態だったそうです。
でも現代の生活ではなかなか自然との繋がりは得られず、
人は気掛かりに溢れているので、生活に禊や行を取り入れ、
バラバラになった魂を鎮魂により鎮める必要があるんですね。
なるほど!納得♪
そして私がなぜに神道の考え方に惹かれるのかもわかりました。
神道は、物事に対して、
そして気枯れをすることに対してもジャッジをしないのだそうです。
ジャッジをしないので二元論にならず、調和が生まれるのだとか。
気枯れをしている方には、その状態を否定せず、
良い状態の方が良いですよねということで、
禊や行を行なうのだそうです。
また神道は荒行は行なわず、程よい行を行ないます。
元々人は神なのだから、神ように在ることを心掛けて生活することで、
本来の姿を取り戻し、高い振動数で生きられるようになるんですね。
こういう中庸な考え方に私は強く惹かれます。
そして矢加部さんは、神社参拝についてもお話してくださいました。
禊はで直し・生き直し・やり直しを行なう事ができますが、
これは神社参拝でも同様に行なえます。
参道は産道であり、その参道を水で清めて人々を受け入れます。
つまり、鳥居は女性の身体への入り口なんですね。
そして参拝をすることで、生き直しの宣言にいくということなのです。
鳥居をくぐるという行為は、神に出逢うという覚悟を表しています。
手水舎で行なう作法も、禊を簡易版にしたものです。
昔は神社に入る前に、海や川で禊をしてお参りをしていたんですね。
こういう由来を知ることで、今まで何の気なしに行なっていたお参りが、
大きな意味を持つものに変化していきますよね。
人の意識が変わると、その行動そのものまでも変容し、
そこから起こる事象の変化は本当に不思議なものですが、
それこそ体感として強く感じることができます。
このことを学んだことで、私の参拝に対する姿勢と、
祈りの内容、そしてそれに込める覚悟も大きく変化しました。
それだけでもとても大きな意味がありました。
いろいろなことが腑に落ちたところで、
いよいよ実際に身体を動かしていきます!
古神道行法(鎮魂行)
行では、古神道行法では、
下記のことを約1時間かけて行ないます。
- 禊祓詞
- 大祓詞
- 言霊行法
- 息吹(呼吸法)
- 振魂、天の鳥船
- 鎮魂行法(瞑想)
矢加部さんに事前に祝詞の唱え方や発音等を学び、
いただいた紙に直接書き込んで準備します。
そしてみんなでその祝詞を唱えると、
人の声の波動が重なって、空間自体に良い振動が広がるのが分かります。
これは是非とも感じ取っていただきたい感覚です♪
そして、立った状態と座った状態で行なう
お辞儀の作法も伝授していただけます。
これも学ぶことで、その後の礼を行なう際のレベルが格段に上がります。
また、身体を使って行なう行も良かったです!
印を結び、身体を震わせて行なう行や、
歌を謳いながら船を漕ぐように身体を動かす行など様々。
感動したのは、2回目の午後の行の時間で行なった、
全員で腹から笑い、喜びを身体全体で表現する行です。
この時、空間が喜びで満たされた感覚は素晴らしかったです!
正に、空間が真っ白に明るくなったように感じました♪
手を空に伸ばした状態を手伸し(たのし)と言い、
それが楽しに繋がるんですね。
そして最後はみんなで瞑想を行ないます。
その時にバラバラになった魂を頭上に集め、
それをゆっくりと腹に落としていくという印を結ぶのですが、
これが本当に良かったです。
私はほぼ毎朝ウォーキングに行って、
太陽と大地の瞑想を行なっているのですが、
この古神道ワークショップに行った後から、
自分の瞑想にこの印を取り入れました。
また、行を行なう事で晴れ晴れとした気持ちになるのも本当に良かったですが、
間に挟まれる休憩の時間に、机を出してみんなで昼食を摂りながらお話したり、
ゆっくり休んだり、お菓子を食べたりと、
思い思いに過ごす空間がとても心地良かったです。
矢加部さんはとても気さくな方なので、
作法や行を学ぶ際にも緊張せずに入ることができましたし、
主催者の加藤さんは優しく参加者の皆様を見守り、
休憩中に興味深いお話を聞かせてくれました。
参加者の中には、なんと50座参加した方がお二方おり、
他の方々もかなりの回数通われている方々だったので私は本当にラッキーでした♪
※ワークショップ1回で2回の行を行ない、それを2座と表現する。
「神ながら意識」を読んで
講師の矢加部さんのお話は本当にわかりやすくて学ぶことが多かったのですが、
そのことを是非本にしてほしいという声が集まり、
矢加部さんは「神ながら意識」という本を書いています。
ワークショップでお話されていることも更に詳しくご紹介されていましたし、
何より、日本語の美しさとその意味、作法や行ないの意味、
日常に隠されている禊や行についても言及されており、
本当に勉強になりました!
また、日本人に生まれてきて良かったな、
神道ってやっぱり素晴らしいものなんだなと実感できました。
下記に私の良いなと思った部分を抜粋しておきます。
今の時代にとても響く内容ですし、
日本という国のこと、
そして日本人で在ることの素晴らしさを感じることができます。
かつて私たちは、山を見ても、草花を見ても、
それを神と観る美しき感性を携えていました。
我は神の分霊(わけみたま)であり、人が神になるのではなく、
神が人になっているという、神人同根、万有即我の、
うれし楽しを生きていたからです。
その人々が息づくこの国を、大八洲(おおやしま)と呼んでいました。
それは、大いなる弥島であり、弥栄えなる国ということ。
また安国とも言い、それは弥進む国、いよいよ進んでいく国。
または手長の国とも言い、それは手伸しであり楽しであり、
伸び伸びと雄大な心持ちの国。
天晴れなる心意気の国。
それは他国を侵略したり、武力制圧した国にあらず、
神代ながらに、自然に成立した国のこと。
抗わず、征服しようとせず、そこに己を合わせ、
工夫し、対話し、和していく・・・。
かつてこの日の本は、そんな大和の美しき国だったのです。
この国の名が示すように、その証である日の丸が現わしているように。
(中略)
かつては、皆が、誰かのために、
何かのために働いてきました。
そう、傍(はた)を楽にするために・・・。
そう、普遍意識とともにあったのだとも言えます。
(中略)
俺が、私がの、個人が単独で栄えゆくことはあり得ません。
栄えゆくは、宇宙、自然、社会より、
無限なる恩恵を得てるがゆえのことなのですから。
共存するがゆえ栄えるのであり、
よって、全体のために、奉仕するということ。
他のために働くということは、ごく当たり前のこと、
自然ながらのことなのです。
あらゆる生命は、与え合い捧げ合っています。
人の使命も、万物万象に対して、
どこまでも我を捧げ尽くし、
その生成化育に寄与していくことだと思います。
人が生存する意味は、きっとそこにあるはずです。
他にも本当にたくさんの良い言葉が言霊として表現されており、
日本人の方々には是非とも読んでいただきたい本でした!
読んでみたいという方はこのリンクからでも購入できますし、
kindleでも読むことができますよ♪
私はこのワークショップを境に、
朝顔を洗うことも禊の一つであるということを学び、
丁寧に冷水で顔を洗うようになりました。
冷水で顔を洗うとシャンとしますし、
歯磨きを行なうことで口をゆすぐので、
それこそスッキリと朝が迎えられ、1日をスタートできます。
それらの日課をダラダラやるのではなく、
これは一つの禊なのだと意識しながらすることで、
1日のスタートが何倍も素晴らしいものになりました。
皆さんにも是非ともワークショップに参加していただいたり、
この本を読むことで、神道というものがどういうものなのか、
そしてその習慣が実際の生活に根付いているということに気づくこと、
更にそれらを取り入れることでどんな変化が起きるのかということを
実際に感じ取っていただきたいなと思いました。
私も日々禊、行を行ない、精進して参ります♪
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