東京ビーガングルメ祭り2019 Autumnと「食の多様性」

Japan Travel 体験記

2019年9月30日 更新日:

こんばんは、人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト小梅です。

今日は木場公園で開催された『東京ビーガングルメ祭り2019 Autumn』に足を運んできました。

昼過ぎ頃会場に到着しましたが、会場には既にたくさんの人がひしめいており、
長蛇の列ができているブースもそこかしこに見られました。

中には「マクロビオティック」に関するセミナーを行なうブースもあり、
女性を中心にたくさんの方々が耳を傾けていました。

東京ビーガングルメ祭り2019 Autumnとは

『東京ビーガングルメ祭り2019 Autumn』とは、
肉・魚・卵・乳製品・蜂蜜(+白砂糖)を使用しないビーガン(ベジタリアン)の観点から、
「オーガニック」「ローフード」「マクロビオティック」「自然食」など
体に優しく、安心・安全な食材を使った屋台が並ぶナチュラル系のグルメフェスティバルです。
HPより引用)

会場には、クッキーやスコーン、長い列のできていた玄米ソフトクリームを始め、
ヴィーガン寿司にヴィーガン餃子、彩りの美しいヴィーガンスイーツ等、
珍しいラインナップから手に取りやすいものまで幅広く楽しむことができました。

来場者の比率で言うと、日本人女性の割合が多かったですが、
ひと際目立ったのは外国人来場者の多さです。
日本人の中でも昨今かなり需要が高まってきている分野ではありますが、
HPやFacebookが外国語対応されていない中でこれだけの外国人来場者の割合となると、
やはり海外の方のヴィーガン&ベジタリアンに対するアンテナは
かなり高く上がっていると感じられます。

世界のヴィーガンとベジタリアンの人口

日本ではまだまだ接することが少ないヴィーガンベジタリアン
私はオーストラリアで5年半を過ごし、日本でも外国人の友人がいる為か、
周りに結構な割合でヴィーガンとベジタリアンがいるので、接する機会が多々あります。

オーストラリアを例にとると、オーストラリアのカフェやレストランには、
ほとんどと言っていい程ヴィーガン&ベジタリアンメニューがあり、
わざわざそれ専門のお店に足を運ばなくてもその選択をする事ができます。
これは、オーストラリア国内に200以上の国と地域の方々が住み、
それぞれの文化や習慣を尊重して共存しなくてはならない為です。
でも日本でヴィーガンやベジタリアンメニューを探そうとすると、
ちょっとお高めなオーガニックカフェや、
専門レストランへ足を運ぶ必要がありますね。

オーストラリアの食への対応は国籍の多様性によるものがありますが、
2016年の時点で、約11%(約210万人)の方々がベジタリアン
約2%がヴィーガンであるというデータが出ています。
(Vegetarianism by country / Wikipedia)

全世界で見ると、断トツにベジタリアンの割合が多いのはインドで約32%
アジアでは台湾の約14%が一番高い割合となっています。

また日本を訪れる欧米豪の中で一番の割合を占めるアメリカでは、
約5-8%(約1,265万人 - 約2,023万人)の方々がベジタリアンで、
約3%(約760万人)の方々がヴィーガンというデータが出ています。

実に全世界に3億7,500万人のベジタリアン人口がいると言われており、
日本にも約4.7%(約1,837万人)のベジタリアン
約2.7%のヴィーガン(約587万人)がいるそうです。

現在は大盛り上がりのラグビーワールドカップ、
そして来年度に控えるオリンピックを控え、
インバウンド(訪日外国人観光客)への対策が重要視されており、
更には日本の人口減少問題や、
労働力確保の対策を行なう為の外国人労働者の雇用&移住促進など、
様々な角度からその取り込みが叫ばれていますが、
それらに対応する為に『フードダイバーシティ(食の多様性)』への対応が必要不可欠となります。

この現状を踏まえ、その対策を行なわないという選択は、
日本にとって大きなチャンスを逃す、もしくは失う事に直結します。

インバウンドに対する対応も、食の多様性に対する対応も、
前向きに進めた方がそれこそ選ばれる大きな理由となるのです。

世界情勢により更に加速化する環境への配慮

最近様々なニュースや評論家のブログ等で、
今や時の人となっているスウェーデンの環境活動家
「グレタ・トゥンベリさん(16)」のスピーチが話題になっていますね。

スピーチに関しては賛否両論あり、
私はそれに対しては勉強不足なので言及するのを避けますが、
この全世界的に物凄い勢いで広がっている環境問題に関する関心や活動により、
環境破壊に直結する原因となるものが少しずつ排除されていくことが予想されます。

小泉環境大臣がスピーチの後に牛肉のステーキを食べに行っていた事が原因で、
更にメディアのやり玉に挙がっていましたが、
環境問題や人道的観点も合わさり、
牛関連の製品を筆頭に推奨しない企業や人達が少なからず増えていくのは間違いありません。

飲食店はもちろんの事、それらの製品を提供するお店や企業は
取り扱う素材や製品に対して、
環境に配慮した早急な対応が社会的に求められていくことになるはずです。
その全世界的な社会の流れを見据え、まずはできることから始める事をお勧めします。

フードダイバーシティについては自分も関心があり、
その真っただ中で活躍されている方を知っていますし、
インバウンドに関してはご相談にのれますので、
いつでもお気軽にご相談くださいね。

気になるレストラン

ヴィーガンやベジタリアンのレストランをご紹介する
全世界的に活用されているサイト&アプリ『Happy Cow』(英語)にて、
ヴィーガンレストランとして何と世界で7位にランクインしたお店が『菜道』
東京の自由が丘にあるんだそうです!

今日フェスティバルの会場でスタッフのYさんに会いましたが、
なんと世界5位にランクUPしたのだとか♪

日本で1位、アジアで3位との事なので、
これから多くの外国人が押し寄せる事は間違いありません。
これは要チェックやっ!

小梅

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小梅 koume

人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト。 オーストラリアを中心に6年間の海外生活を送り、現在は東京を基盤にインバウンドメディアとインバウンド専門カスタマイズツアーを提供するJapan Travel K.K.で仕事をしています。 ブログを読んでいるあなたと共に人生を楽しみながら、#日常を輝かせるTipsを共有できるメディア創りを目指します。 人生禄を綴った「note」の記事はこちらから→ https://note.mu/mt_koume

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