【池田町/長野県】ハーバルツーリズムモニターツアー体験記①はこちらから!
「カミツレの宿 八寿恵荘」に到着した私達は一旦チェックインをし、
そこからそのまま屋外プログラムである「七色大カエデ見学」へと向かいました。
池田町の「ハーバルヘルスケアトレーナー」
町をあげて「ハーバルヘルスツーリズム」を推し進めている池田町では、
町内に在る自然や植物、ハーブの癒し効果を活かした療法の知識や、
合わせて町の歴史や文化にも精通しているガイドを養成しています。
この池田町独自の療法により、日頃の疲れで閉ざされている五感をを開放し、
呼吸法などの免疫力を上げるプログラムを実施、
更に心と身体のストレッチや森林療法などの講義をしっかり受講され、
晴れて「ハーバルヘルスケアトレーナー」となれるのだとか。
そんなトレーナーの皆様と共に、
北アルプスの眺望を眺めながらの「七色大カエデ見学」では、
どんな発見があるのでしょうか?
屋外プログラム「七色大カエデ見学」
外に集まった私たちは、5人ずつの2チームに分かれて、
それぞれの自己紹介や準備運動を済ませて「七色大カエデ」に向かいました。
まず歩き始めると早速「オニグルミ」を発見!
地面を見渡すとそこかしこに落ちており、足で踏んでごろっと回すと
するっと外側の果肉部分が取れてクルミが出てきます。
その名の通り鬼の様に堅いらしく、
ガイドさんがペンチで割ろうとしてくれましたが割れませんでした。
何でも割って食べると濃厚なクルミの味がするそうですよ♪
ここで好きなだけオニグルミ収穫を楽しんで先へ進みました。
お次に見つけたのは「ツリーハウス」。
見つけたら登らずにはいられないので、帰り道の時に上がらせていただきましたが、
小屋の中には椅子や揺り椅子が置いてあり、
こんなところでゆっくりお茶でも飲みながら本を読めたら幸せだな~と密かに妄想。
上からの景色は近場は駐車場や八寿恵荘等が見えますが、
奥にはアルプスの山並みが臨めました。
ガイドさんが、次々に秋の代名詞でもある
「栗」や「モミジ」を指さして説明してくれます。
紅葉すると、きっととても綺麗でしょうね♪
栗は棘がするどかったので持ち帰りは諦めてお次へ向かいます。
山々が連なったアルプスの景色が本当に美しいっ!気分爽快です♪
ゆっくり歩く事だけに集中すれば約20分程で登れる場所を、
ガイドさんの植物レクチャーを受けながらゆっくりと目的地へ向かいました。
そして「七色大カエデ」に到着!
その名の通り、ピーク時になると七色に紅葉する事からそう言われているそうです。
私達が訪れた時は、少し紅い部分が出てきているぐらいでした。
角度を変えてみると、全然別の樹の様に見えますね。
「七色大カエデ」とアルプスの山々が見下ろせる場所にビニールシートを敷いて座り、
ハーブティとハーブの入ったお菓子でティータイム♪
カモミールやレモングラスなどの様々なハーブを混ぜてあり、
煮出していくと爽やかなハーブの香りが辺りに広がります。
「ススキ」もこんなにたくさん。もう秋ですね。
東京にいるとなかなか季節の移ろいを感じられませんが、
自然の中にいると目から、耳から、鼻から、指先から、肌から、様々な情報を受けとり、
身体の中のわるいものが外へ出ていくような感覚になります。
太陽が傾いてきたので、影絵遊びをしながら帰途へ。
「七色大カエデ」は本当に存在感のある樹です。
今度は是非、七色に紅葉しているカエデを観に来たいです♪
帰りも珍しい種を手に取ってみたり、植物を噛んで模様をつけたり、
生ホップのふわふわの触り心地を感じたりしながら山を下ります。
より多くの子孫を残すために、植物も工夫しながら進化しているんですね。
見落とさなければ小さなお花や木の実もそこかしこにありますよ。
熊が樹につけた生々しい傷跡を見ながらどうか熊には遭いませんようにと願いつつ、
熊以外の動物を何とか見たかったですが、
残念ながら動物には遭遇せずに、可愛いカエルがお見送りしてくれました。
お宿に戻り、夕方の「薪割り体験」まで一休み。
あ~、なんて落ち着くお宿でしょう♪