憑きものが落ちる!滝行体験@天光寺

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2021年8月11日 更新日:

皆さん、こんばんは。
人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト小梅です。

台風が次から次へと日本列島を横断していますが、
昨日の東京は快晴で劇的な暑さでしたね!
変わりやすいお天気で体調を崩しやすくなると思うので、
熱中症対策をしつつ、皆様も是非ともご自愛ください。

さて先日、昨年から行きたい行きたい!と思っていた
念願の滝行に行ってきたので、本日はその模様をお届けしたいと思います♪

滝行に足を運んだのは、8月8日の新月の日
更に、この日は一粒万倍日三合の原理も重なる吉日だったので、
滝行にはもってこいの日!

ガチンコに台風が来るタイミングとなりそうだったので、
延期になるかなー?と問い合わせしましたが、
お寺からは「よっぽどのことがない限り中止はありません。」との返答。

水量がすごいことになりそうだな。。と少々不安がある中、
このタイミングで行くことが私たちに最高の状況を創り出すことを、
その時の私たちは気付いていませんでした。

天光寺

今回滝行体験を行なった天光寺は、
祈願・祈祷・企業研修等を行なっており、
毎年5,000人もの人が相談や修行に訪れている
東京都西多摩郡檜原村にある真言宗のお寺です。

また、仏教を基本としたカリキュラムにより、
新人研修をはじめとした企業向けのビジネス研修等も行なっているのだとか。

私は東京から日帰りで滝行体験ができるお寺を探しており、
こちらのお寺は半日滝行体験が昼の12:30から始まる為、
足を運びやすかったのでこのお寺の滝行体験を選びました。

予約は一度お申込みフォームから必要事項を送信し、
その返信メールがきた後で、
改めて電話で予約を取る必要があります。

お申込みフォームだけでは予約は完了していないのでご注意ください!

金額は半日滝行体験で当日5,000円のお布施を支払います。
お釣りのないように現金で持っていけば、
現地でしっかり封筒を準備してくれていて、
体験が始まる前にお布施としてお納めできるようにしてくださっています。

滝行とは?

そもそも、滝行とは何でしょう?

今回滝行体験を行なった天光寺ではこのようにご紹介されています。

滝行・川行とは、行衣―衣服をまとい水・滝に打たれ、
無我の中で自分自身を見つめる修行です。
水・滝の自然のに力より、仕事の疲れやストレスを癒してくれます。

お布施の金額に、滝衣の貸し出しの金額も含まれており、
男性は下着のみを身につけて滝衣を着用しますが、
女性は水で滝衣が透けてしまうので、
透けても大丈夫なように下に色の濃いTシャツとスパッツを着用して行ないます。

私は予め、スポーツブラとランニングウェアの上下を着てお寺に入り、
その上から滝衣を羽織るだけで良かったので着替えも簡単でした。
もちろん、男性女性共に更衣室はあり、着替えの時間はあるので、
現地で着替えてもOKです!

天光寺への行き方

この日は、友人2人と連れ立って半日滝行体験に参加しました!
心配していた台風も、無事に逸れて晴れ女爆発!
晴れというより曇っていましたが、
後ほどこれがかなりラッキーな結果に♪

滝行体験は12:30から開始される為、
11:30に最寄り駅を出発するバスに乗る必要があったので、
待ち合わせ場所はお寺へのバスが発着する【武蔵五日市駅】


新宿駅から、2-3回乗り換え、約1時間ちょっとで着きます。

バスは、駅の目の前にある1番バス乗り場から出ている、
『藤倉』行きのバスに乗り、『小和田坂(こわだざか)』で降ります。

バスには、登山客や私たちと同様に滝行を行なう人、
そして地域の方も乗っており、
結構いっぱいで途中まで座れませんでした。

天光寺までは40分かからないぐらいで到着しますが、
町を抜け、山に入ってくると、
雰囲気の良い森の景色が楽しめますよ♪

お寺は、『小和田坂』バス停から歩いて少し戻る必要があります。
私たちは帰りのバスの時間を確認する為に駅に立ち寄りました。


日曜・祝日の時刻表はこんな感じでバスの本数が少ないので、
帰る時間はゆとりを持って設定しておいた方が良いですよ。
そしてやっとこさ無事に、開始時間の12時30分前に天光寺に到着!

本堂で体験開始!

入り口で検温と手の消毒を済ませて本堂に入ると、
私たち以外に6人の参加者の皆様がおり、
まずは申込用紙の記入と、注意事項確認を行ないました。

HPより)

そして、準備していただいていたお布施用の封筒にお金を入れ、
貴重品をお寺に預けます。

そこから早速、挨拶の作法のご指導を受け、
お布施をご本尊である大日如来様にお納めした後、
腹式呼吸と発声法の練習、
そして読経へと続いていきました。

お坊様は若い方でしたが、
とても丁寧に指導してくださり、
言葉の意味等も一つ一つ確認をしながら教えてくれました。

常日頃、自然に行なっていた合掌。
この合掌は、仏教では右手を仏様、左手を自分とし、
手を合わせることで仏様と一体になる気持ちで合掌することを基本とするとのこと。

更に、真言宗の合掌には蓮華合掌金剛合掌があり、
この日は金剛合掌のやり方を教わり、
右手を親指を上にして、左右を交互に合わせた合掌を行ないました。

腹式呼吸で体内の空気を入れ替え、
発声法で声を出して音の波動でかなりリラックスしましたが、
ここで辛かったのは正座。。
バスケで膝と足首を痛め続けた上に、
昨年靱帯を損傷して正座はもう基本的にできないと公言していますが、
流石に少しはがんばりたいと耐え続け、結局最後までやりきりました。
でも、やっぱり無理は良くないです。笑

本当は1,000回唱える必要がある
「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」や、
長らく唱えなければならない読経も半日体験だとショートカット。
時間が限られているので、しっかり要所を抑えながら体験が進んでいきます。

お百度参り

本堂での最初の体験が終わると、
滝衣を受け取り男女それぞれ更衣室で着替えます。
そして、いただいたビニール袋に着替えとタオルだけを入れて集合。

そして向かった先はお百度参り

HPより)

その名の通り、本当は100回参るものですが、
この日はその1/4程を約15分かけて行ないます。
半日体験万歳。笑←弱者

お百度参りを行なう時は、全員裸足になり、
お塩とお酒で身体を清めます。

コンクリートの地面の上にひれ伏して挨拶してから始めるのですが、
この時ばかりは、快晴じゃなくて良かったー!と痛切に感じました。
まず、前日に降っていた雨でコンクリートが冷やされており、
生暖かいぐらいであったことで、
あっつあつのコンクリートの上を裸足で走る必要がなかったのです!
何とラッキー♪←うつけ者

何でも冬は逆に寒過ぎて足の裏が痛くなるそうですよ。。
お坊様の修行は過酷ですね!

約15分間のお百度参りを済ませた後は、麦茶を飲んで水分補給!
そして、いよいよ準備万端?で滝行に向かいます♪

小天狗滝での滝行体験!

滝行を行なう小天狗滝へは車で向かいました。
お寺から5分ちょっと車で走り、車で入れるギリギリに車を停め、
歩いて小天狗滝まで向かいます。

ここでは、坂の少し急な道路を約10分
そして山道に入って約7分程歩いて登ります。
距離はそれ程長くないですが、サンダル等では上りづらいので要注意!

途中、川を渡る必要があるのですが、
同行してくださっているお坊様が先に様子を見に行き、
なんと私たちが渡りやすいように水をせき止めてくださった上に、
自分は川に入り、私たち一人一人が渡りやすいようにサポートしてくれます!
いや~、有難や有難や。

その日の気温は約30度程で、水温は18度
蒸し暑かったので、きっと気持ち良いはずと高を括っていましたが、
足を浸けると川の水は意外に冷たいっ!
冬の滝行では水温がマイナス数度から6度程ぐらいになるとのことで、
夏にやって良かったと心底痛感!

私は9人中5番目だったので、ゆっくりと前に行なう人達を観察してから、
自分の滝行に臨むことができました。

滝行の際にはタオルとスマホだけを持っていき、
後ろの人が写真や動画を撮る係になります。
滝行を終えた後は身体が冷えてしまうので、いち早く着替える必要がある為、
それぞれのグループで撮り合ったり、待ったりすることができないからです。

まずはお坊様に手を引かれながら入水。
このお坊様、本当にジェントルマンです♪
(この一部始終の流れを動画でご覧になりたい方は、
こちらのリンクをご覧ください。)


そして山の神様と滝の神様にご挨拶。

その後、自分の顔、胸、肩に水を3回ずつかけて清めます。

ここら当たりでは、まだ足にあたる水が冷たく、
滝の水、18度でも冷たいんじゃ。。と心配感があります。

でも次にお坊様から受け取った桶に入った水を頭から一気にかぶるのですが、
ここで一気に気持ちがシャンとして、滝に入る覚悟が整います。

そして「南無大師遍照金剛」と3回唱えてから、
いよいよ滝に打たれます!

小天狗滝は前日の雨で水量を増しており、
なかなかの迫力で水が流れていました。

滝に入水する際も丁寧に滝つぼまでご案内いただき、お坊様に
「弱い方と強い方、どちらに行きますか?」と聞かれ、
『強い方でお願いします!』と即答。←やってみたい

まずは少し離れたあたりで20-30秒程滝に打たれ、
安否確認も兼て「南無大師遍照金剛」をお坊様と交互に唱えます。
時間はお坊様がストップウォッチでしっかりチェック。笑

他の参加者の皆様も応援の為に一緒に唱えてくれるのですが、
何と滝に入ると、滝の水が轟音なので、
お坊様の声と自分の声しか聞こえなくなるんです!

でもそのおかげで、自分の身体に当たる水を感じながら、
集中して滝行を行なうことができました。

そして水に慣れてきたあたりで、更にずずいと滝の奥へと押し込まれます。


この時は、あまりの水圧の強さに自分で立っていることができずに、
お坊様に支えてもらいながら滝行を続けました。←やっぱり優しいお坊様

不思議と水の冷たさは感じず、
身体の中がどんどん温かくなるのを感じました。
そして更に集中力が高まっていくのを感じられます。

そして最後は、お坊様の「座れ!」の合図で、
滝つぼの中に座って、腰以上水に浸かった状態で滝行を続けます。
もうこの頃には、自然との繋がりがMAX状態になり、
いろいろなものが研ぎ澄まされていきます。

最後まで一緒に声を掛け合ってくれたお坊様と参加者の皆様に感謝です。

おかげ様で前日の台風で増えた水量で溺れることもなく、
流木や石等にも当たらずに無事に滝行を終えました!

終わった後は、再度山の神様、滝の神様、
そして応援してくれた参加者の皆様にも感謝のご挨拶をします。

もう気分は最高頂です♪

水から出た後も、寒い!とはなりませんでしたが、
確かに強い水圧で打たれた頭と身体がぼんわりと温かくなり、
少しぼーっとした感じになります。
中には、フラフラしたり、倒れたりする方もいらっしゃるのだとか。

着替えは山の中に設置してもらった1人用の簡易テントで行ないますが、
足場が悪いところに重しもなしに立てるので、
かなりアクロバティックに着替えをすることになります。笑

私は水に濡れた洋服や滝衣を入れる用の別の袋を持参していましたが、
持ってきていない場合は、
全てを一緒くたにいただいた袋に入れないといけなくなるので、
自分で1枚持っていくと便利ですよ♪

参加者全員の滝行と着替えが終わると、
またもと来た道を歩いて戻り、車で天光寺に帰ります。
そして、浴びたい方はシャワーを浴びることもできますが、
マイナスイオン満載で、
東京で唯一飲める美しい滝の水を全身に受けているので、
シャワーするのはお勧めしないとアドバイスされ、
誰一人シャワーを浴びることなく、髪を乾かして身支度を整え、
再度本堂へ集合。

滝の水は本当に気持ち良くて、乾いた後もサラサラとしており、
髪もしっとり。
何とこの効果は次の日も続き、次の日も肌が滑らかでした。

最後は再度本堂に集まり、
大日如来様に改めてお百度参りと滝行を済ませてきたご報告をしてから、
その日の体験の感想を一人ずつ言って半日滝行体験は終了しました。

実はこの日の滝行は20名の予定だったところ、
台風で延期された方が多かったので計9名になったのだとか。
それでも、全ての体験を終えた時間は5時を回っていました。
20名だったらもっと時間がかかったり、
滝行の時間や着替えの時間をゆっくり取れなかったかもしれないですね。
これまたラッキー♪

4時51分のバスに乗れなかったバス組のメンバーは、
次の6時8分のバスまでお寺で待っていることができましたが、
全ての体験を終えたというのに、わざわざ残ったメンバーの為に、
30分の瞑想の時間を取ってくださいました。
天光寺の皆様には、本当に丁寧にご対応いただき感謝感激です♪

瞑想を終えて心も体も整い、
最高の状態で体験を終えることができました。
お世話になったお坊様や天光寺のスタッフの方々に
御礼を言ってお寺を後にし、バス停へ。

水で重たくなった服をバックパックに入れ、バス停まで歩いたのですが、
首や肩、背中がビックリするほど軽い!
憑きものが取れたとは正にこのことか!と言いたくなる軽さで、
それが霊や悪いものなのか、
はたまた自分の血流の滞りなのかはわかりませんが、
言えるのは、間違いなく身体の調子が格段に良くなったことです!
1回の滝行でこんな効果が得られるんですね♪

私は常日頃16時間断食をしているので朝食を食べておらず、
昼間は移動していた為に結局その日1日丸々断食することになったのですが、
それも相乗効果で良かったのかもしれません♪

自分の身体の状態に感動しながらバス停で座って待っていると、
山の樹がバサバサ!と不自然な揺れ。
よくよく目を凝らしてみると、
なんと電線の上を悠々と野生の猿が歩いてきました!

これこそズームで!と新しいカメラで撮影を試みるものの、
なぜかこのタイミングでバッテリー切れ。。笑
携帯で撮った写真がこちらです。
とおっ。。笑

 

でも可愛い子どもの猿も見られてHappy♪

帰りのバスではゆったりと座ることができ、
更に駅までの道中に、美しい虹を見ることができました!
いや~、この日1日、つきにつきまくっている1日でした♪

まとめ

滝行をしに来る方には、様々な目的があるそうで、
天光寺の滝行ページにはこんなことが書かれています。

<滝行・川行の目的>

  • 心身共に強くなり自信をつけたい
  • 精神力を身に付けたい
  • 精神的に落ち込んでいるので自分自身を見つめ直したい
  • ストレスを解消したい
  • 心身をリフレッシュしたい
  • 自分自身を変えようと思う
  • 体調不良なので、元気になりたい
  • 人生活きる上の信念確立のための修行

私は第一の目的は、40代を気持ち良くスタートできるよう
「心身共に清めること」
そしてこの体験をすることで
また更に新しく挑戦したことを人に伝えることができる!
と思い参加しました。

でもその心身に現れる効果は、
本当に想像した以上のものでした!

天光寺では、滝行にオプションで写経や瞑想を加えることもできますし、
滝行をしたくない人は、
写経 + @[瞑想・密教座禅・密教ヒーリング・護摩焚き]
半日体験修行コースもあります!

更に私が気になっているのは、
精進料理・薬膳体験修行
次回は泊まりも視野に入れつつ、
新たな体験に挑戦してみたいですね♪

興味を持たれた方は、是非とも滝行に挑戦してみてください!
すぐに実感する身体と心の変化に気づくはずですよ♪

小梅

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小梅 koume

人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト。 オーストラリアを中心に6年間の海外生活を送り、現在は東京を基盤にインバウンドメディアとインバウンド専門カスタマイズツアーを提供するJapan Travel K.K.で仕事をしています。 ブログを読んでいるあなたと共に人生を楽しみながら、#日常を輝かせるTipsを共有できるメディア創りを目指します。 人生禄を綴った「note」の記事はこちらから→ https://note.mu/mt_koume

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