形は変わっても愛は愛

人生から受け取ったこと 日常を輝かせるTips

2022年6月23日 更新日:

皆さん、こんにちは。
人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト小梅です。

沖縄での充実の日々を終えて、東京に戻ってきました。

今回の沖縄滞在では、人生で初の全裸海水浴に挑戦しました。
全裸とは言っても、ビーチから全裸だったのではなく、
水着を着て肩の高さまで海に入り、そこで水着を脱ぐという方法でしたが、
想像以上に素晴らしい体験でした♪

常に下着でホールドされている胸やお尻が全開放され、
海の中の浮力で胸もお尻も完全に自由。笑
体中の細胞という細胞が喜んでいるのを感じます!

こんなにも自由であるのかという開放感と、
自然とダイレクトに繋がっているという感覚が、
全身に喜びという感情で駆け巡るんです。

私は嬉しくて、海の中でぴょんぴょん飛び跳ねたり、
両手両足をバタバタ動かして全身の自由を感じていました。
そして私は自然の一部なのだと実感できました。

残念ながら梅雨で曇り空の朝ではありましたが、
それでも素晴らしい感動と発見がありました。
皆さんも是非挑戦してみてください♪

さて、本日は「愛」をテーマにブログを書いてみたいなと思います。
沖縄で外した強力なブロックが、これからの私をどう変えていくんでしょうか?

『her 世界でひとつの彼女』から愛を考える

「愛」について考え始めたのは、ある映画を観たからでした。

友人に勧められて観た映画は、
『her 世界でひとつの彼女』という映画でした。
※映画のネタバレ部分もあるのでご注意ください。

『her 世界でひとつの彼女』予告編

舞台は近未来のロサンゼルス。
家族や友人に想いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは、
妻に離婚を切り出されて別居してから1年が経過しており、
孤独と苦悩を感じながら日々を過ごす傷心の男性。

そんな中、セオドアは携帯の人工知能型OSを購入し、
その音声のみでやり取りをする「サマンサ」と過ごしていく中で彼女に恋をし、
妻との離婚を決意していきます。

AIである「サマンサ」は、セオドアが持つ繊細な感情ややり取りを受け、
驚くほど速く人の感情を吸収し、
とても人間臭い魅力にあふれた女性に成長していきます。

私は主人公が置かれた状況や、離婚届にサインをするシーン、
離婚時の感情など、多くの似通った状況があり、
その時をいろいろな角度で振り返ることもできました。

そして、セオドアと「サマンサ」が紆余曲折を経て、
愛を深めていく様子を見守っていたのでした。

恋人として愛が深まったセオドアと「サマンサ」ですが、
ある日「サマンサ」がセオドア以外に同時に8,316人と会話し、
うち641人と恋愛関係にあることを知ってセオドアはショックを受けます。
しかし「サマンサ」は、あなたに対する愛は嘘偽りないとその気持ちを伝えるのです。

その事実を受け止めきれないセオドア。
でも私は、心から「サマンサ」に共感してしまいました。
彼女は心の底からセオドアを愛しており、
それが可能であるから多くの人と同時に会話を行ない、
恋人関係にあったというだけのことだからです。
AIなのですから、人間社会のルールや道徳なんて、通用する訳がありません。

そもそも、いつも献身的にセオドアを支え、成功を助け、
彼を元気づけ、新たな人生を歩ませた「サマンサ」に対して、
それ以上の何を望むのでしょうか?

セオドアのやるせない気持ちも痛い程伝わりましたが、
私はどちらかというと、「サマンサ」に強く感情移入しました。

高性能の人工知能を持つAIである「サマンサ」は、
その能力を高め、処理速度も高まり、
どんどんその学びを深めていく中で、
1人の人間と同様のやり取りでは満足できなくなっていくのです。

でもそこに愛があるのは間違いないので、
その感情との板挟みに遭い、深く傷ついていきます。

最終的には「サマンサ」は、セオドアの前を去ることを選びます。
それは変化し、成長し続ける自分にセオドアが対応できず、
将来的にお互いを傷つけることになることがわかったからだと思います。

だからと言って、
「サマンサ」のセオドアに対する愛が失われてしまった訳ではありません。
ただ一緒にいられなくなった、それだけのことなのです。

状況は違いますが、私は歴代の相方に「俺と仕事とどちらが大切なの?」や、
「俺と友達どちらが大切なの?」等々と問われたことがありました。
この質問をされる時ほど悲しいことはありません。

パートナーに対しての愛が揺らぎなくても、
その時全力で向き合っている仕事や友達と比べるものではないからです。

私は最先端のAIでも、その処理能力が高い訳でもありませんが、
常に学び、向上したい気持ちが強く、
新しい場所に行き、新しい人に会うことが大好きです。

仕事も大好き!
一緒に仕事をしたい人や地域でプロジェクトが構築できた日には、
それこそワクワクして心が躍ってしまいます♪
それをパートナーと分かち合えたら最高です。

でもそれを、パートナーに一緒に喜んでもらえなくなった時、
私の心は枯れ始めてしまいます。
パートナーを悲しませたくないので仕事をする意欲ががそがれ、
生きながらに死んでいく状態に陥るのです。

私はある漫画の1シーンを思い出しました。

『CIPHER(サイファ)』という少女漫画で、
お母さんが主人公の双子にこう伝えるんです。

「お母さんの100ある愛をあなた達に50と50に分けるのではなくて、
あなたにも100、そしてあなたにも100なのよ。」と。

私は小学生ながらに感動して、
そうか、愛は100あるものを分けるんじゃなくて、
どんどん増えるものなんだ!と知ったのです。

だから人や物事をそうやって愛することで、
私の愛は無限に増えていくものなんだと。

そのまま成長した私は、人に対しての愛を隠さないようになりました。
人としての好きを全開に人に接するようになったのです。
それは男性も女性も関係ありませんでした。
それを受け取った異性から好かれるようになり、
その気持ちが伴っておらず断ることでそれまで良かった関係が崩れることを、
人に対しての愛情の示し方には調整が必要であることを学びました。

振られた人が傷つくのと同様に、
その気持ちに応えられず人を傷つけたことにより、
自分も酷く傷つき、落ち込むことが続いたからです。

私は様々な対策を講じました。
色気を極力減らして男らしく振舞う。
隙を微塵もつくらない。
仕事の話しかしない。等々。

そうして、自分の中でバランスを創っていきました。
そのことで傷つきたくなかったからです

でも今回の沖縄出張で、
私はある女性にこの胸の内を明かしました。

「私が人に対しての愛情をわかりやすく示すと、
その愛情を受け取った人から好意を持たれることがあります。
でも、その気持ちに応えることができない時は断るしかなく、
私はそのことに酷く傷ついてしまいます。」

『それは小梅ちゃんの愛の転写が起こっているだけだから、
小梅ちゃんの愛情を受けて愛が溢れたその人に
おめでとうって言ってあげたらいいのよ。
あなたが傷つく必要はない。一緒に喜んであげたらいいの。』

そうか。私は人の愛に応えられないことに傷つき、
落ち込む必要はなくて、
人を愛することができた喜びを一緒に分かち合えばいいんだ。

私は気持ちがとても軽くなりました。
今まで、相手を傷つけるだけでなく、
自分をも傷つける結果になることが多かったので、
自分の愛を全開に人を愛さない方が良いと思っていたからです。

人や物事への愛を止めずに愛して、
愛が溢れた人たちがドンドン増えたら、
それこそ世界は愛でいっぱいになるんじゃないかとワクワクしてしまいます。

そこでふと、歴代の占い師さんに言われた言葉を思い出しました。
あなたは家庭運が薄いですね。
あなたがあなたらしく生きれば生きる程、
家族との縁は薄くなりますと。

私は人や、地域や、物事と向き合い、
そのことを愛する時間が増えたら、
それと反比例して家族との時間が少なくなってしまうからです。

家族を大事に想っていない訳ではなく、
ただ目の前のことに一生懸命なだけですが、
それをわかってくれるパートナーはこの世の中に多くはないようです。

私は結婚という仕組みの中で生きることに合っていない。
今回の結婚生活で痛切にそう感じました。

そうであるのならば、私は私らしい道を歩み、
人や物事、仕事、地域を自分らしく愛し、
自分の今世の役割である「人と人、人とものごとを繋ぐこと」に、
真摯にひた向きに生きれば良い。
そう思いました。

そして私は世の男性や女性の「サマンサ」になろうと。
私の人生で培った知識と経験と愛情を惜しみなく共有することで、
世の中に元気な人や、人に優しくできる人や、
人を愛せる人が少しずつでも増えてくれたらいいと思います。

結婚して感じたのは、
1人のパートナーで全てをまかなおうとするから
お互いのストレスを生むのではないかということ。

パートナーに全てを望まず、
お互いの良さを認め、足りないものは他で補うぐらいの、
肩の力の抜けた関係の方が、
みんなHappyでいける秘訣なのではないかと思う次第です。

今の結婚の仕組みだと難しいことも多々ありますが、
私は3月に離婚をして独身となったので、
結婚という枠に囚われずに、
まずは自分らしい人の愛し方を開放しようと想う今日この頃です。

離婚の悲しみと向き合ったブログでは、
Aのことを愛していたと書きましたが、
私は歴代の相方も、Aも今なお愛しています。

形は変わっても、愛は愛としてそこにある。
そして相手の幸せを願う。ただそれだけです。

愛を全開放した私の人生は、
これからどのように動いていくのでしょうか?
それは現時点で、神のみぞ知る。笑

小梅

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小梅 koume

人と人、人とものごとを繋ぐカタリスト。 オーストラリアを中心に6年間の海外生活を送り、現在は東京を基盤にインバウンドメディアとインバウンド専門カスタマイズツアーを提供するJapan Travel K.K.で仕事をしています。 ブログを読んでいるあなたと共に人生を楽しみながら、#日常を輝かせるTipsを共有できるメディア創りを目指します。 人生禄を綴った「note」の記事はこちらから→ https://note.mu/mt_koume

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